ホストの売上アップに必須！顧客管理から得られるメリットと具体的な管理方法について

「イマイチ成績が伸びない」
「新人に抜かれてしまった」
「金持ちになれると思ったのに、貧乏のまま」

こんなお悩みを持つホストの男性にお尋ねします。

あなたは「顧客管理」をしていますか？

顧客管理とは、字の通り顧客情報を管理すること。

飲食業界、美容業界、ブライダル業界などなど、世の中の全ての客商売では、売上を出すために顧客管理を行っています。

接客業の最高峰といえるホストクラブが、顧客管理をしていないなんてもってのほか。

「頑張っているのに思うような結果が出ない」と悩んでいる人は、努力の方向性が間違っている可能性があります。

今回は、顧客管理の目的やそのメリット、具体的にどのような方法で管理すればいいのか解説します。

結果を出せない理由を探り、正しい努力とは何か知りましょう。

顧客管理とは

顧客管理について、具体的に解説していきます。

顧客管理とは、サービスを利用する顧客に関するデータを管理し、すぐに情報を引き出せるようにすることです。

• 氏名
• 年齢
• 居住地
• 誕生日
• 連絡先
• 仕事
• 初回来店日

このような基本情報はもちろん、

• 趣味
• 好みの異性のタイプ
• 好みの酒・タバコ
• 性格の傾向
• 来店頻度

など、相手を知り、会話を盛り上げ、自分のファンになってもらうための情報まで管理します。

顧客管理ができているホストは、お客様を喜ばせる接客ができます。

結果リピート率が高くなり、売上をどんどん伸ばしていくのです。

「努力しているところを見せたくない」と考える男性は多いもの。

顧客管理していることを明かすホストは、少ないかもしれません。

売れているホストは、言わないだけでそのほとんどが顧客管理を徹底していることは間違いないでしょう。

ホストが顧客管理をするメリット

ホストが顧客管理をすることで得られるメリットを、もう少し具体的に解説します。

メリット①：売上アップに繋がる

顧客管理をする最大のメリットは、売上アップに繋がるということです。

顧客ごとのデータを取ることで、個々のお客様に合った接客ができるようになります。

ウケのいい接客、悪い接客が客観的に分かるようになり、接客の質がどんどん上がります。

結果的に顧客満足度が上がり、指名が増え、客単価が上がるのです。

メリット②：記憶に頼る必要がない

顧客管理をすれば「お客様のことを忘れる」という危機的状況が圧倒的に減ります。

莫大な情報を、記憶ではなくツールで管理しているため、忘れようがないのです。

頻繁に来店するお客様ならいいですが、月に１回、３ヵ月に１回、半年に１回来店するお客様のことを記憶しておくのはほぼ不可能ですよね。

「この子、前にも来たな…名前なんだっけ？」

「送り指名してもらった子なのに、前に話した内容全部飛んだ」

こんな事態になることは目に見えています。

しかし、来店が少ない顧客にどうアプローチするかが、じわじわと指名数に響いてきます。

既にあなたのファンになっている顧客よりも、まだ指名客になっていない顧客こそ、売上を左右する存在です。

メリット③：営業効率が上がる

顧客管理をすると、営業がどんどん楽になっていきます。

お客様ごとの客単価や来店頻度が把握できるため

• 営業をかけるタイミング
• いくらまで使ってもらえるか
• どのような営業が効果的か

といったことが即座に判断できます。

現在、何となく営業をかけているという人が多いのではないでしょうか。

それぞれのお客様に合わせたアプローチ方法が分かれば、悩む時間も労力も一気になくなります。

メリット④：接客力が上がる

顧客管理を続けていると‟顧客のパターン”がだんだん分かるようになります。

服装・メイク・話し方をちょっと見ただけで相手の属性が分かったり「このタイプの女の子に喜ばれる接客はこれだ」と分かるようになります。

戦闘ゲームを何回もプレイするうちに敵のパターンが読めるようになり、こちらの出方が分かる感覚と同じです。

お客様に刺さる接客を瞬時に判断できる接客力が身につくでしょう。

メリット⑤：売掛の管理が楽になる

売掛は、ホストとして成功するためになくてはならないシステム。

しかし、うまく管理できないと人生を狂わせる結果になることもあります。

顧客管理をすれば、売掛の管理が圧倒的に楽になります。

売掛の顧客が何人いても、ツールで管理しているのですぐに状況把握ができるからです。

金額や期日を把握するだけでなく、お客様が使える額の許容範囲を見定められるようになるのも顧客管理のメリット。

ホストとしてのし上がりたいなら、顧客管理+売掛管理は絶対です。

メリット⑥：マネジメント能力が身につく

顧客管理をすることで、マネジメント能力が身につきます。

マネジメント能力とは、一言でいうと「管理能力」。

物事をうまく管理し、運営していく能力を刺します。

ビジネスシーンだと管理職や経営者に求められるスキルです。

このスキルがあるかないかで、今後の人生は大きく変わるでしょう。

• 他人を動かす力が身につく
• 目標を達成しやすくなる
• 最大の成果をあげられる

ホストの仕事以外でも、大成できる可能性が高まります。

ホストから社長になって大成功を収めたローランド氏も、このマネジメント能力が大変優れているといえますね。

顧客管理は、一生ものの能力であるマネジメント能力を育てる第一歩として、もってこいなのです。

メリット⑦：仕事のモチベーションが上がる

顧客管理は、お客様の情報だけを整理するのではありません。

自身の仕事の成績も記録していきます。

数字や結果が可視化されると、モチベーションアップに繋がります。

何となく働き、何となく月末に給料を受け取っているだけだと、得られない感動があるものです。

顧客管理をすると、100％営業成績が上がります。

グラフが右肩上がりになっていくのを実感し、やる気が何倍にもなるはずです。

ホストが顧客管理をするデメリット

ここまで、ホストが顧客管理をするメリットを述べてきました。

あまりにもメリットが多すぎるため、賢いみなさんなら「いい話には裏があるのでは？」と思ったことでしょう。

ここでは、ホストが顧客管理をするデメリットを解説します。

デメリット①：日々の記録が面倒

顧客管理最大のデメリットといえば「面倒である」ということです。

普段の仕事の中に、もう一つ事務的な業務が加わるわけですから、当然といえば当然。

顧客情報を記録する分だけ時間も取られますし、体力も使います。

かかった分のコストよりも得られるメリットは大きいとはいえ、毎日地味な作業をコツコツ続けていくことを苦痛に感じる人がいるかもしれません。

デメリット②：情報整理が難しい

どのような方法で管理するかによりますが、情報整理が難しいと感じる人もいるでしょう。

ホストは、１日に何人ものお客様の相手をします。

顧客リストは、ものすごいスピードで増えていくはずです。

さらに、顧客管理をすればするほど人気が出て、相手をするお客様の数が増えます。

それは嬉しいことですが、その分整理すべき情報が多くなり、大変だと感じることも増えるでしょう。

ホストが顧客管理をする具体的な３つの方法

ホストの顧客管理についてご説明しました。

では、顧客管理の始め方について具体的に見ていきましょう。

①手書きノート

比較的始めやすいのが手書きでの顧客管理。

お客様の情報をノートに書き込んでいきます。

ノートとペンさえあればすぐに始められる手軽さが魅力です。

手書きだと忘れにくいというメリットもあります。

ただ、顧客情報がバラバラになりやすかったり、すぐに欲しい情報を引き出せないというデメリットも。

紛失のリスクも大きいです。

②パソコンでフォーマットを自作

パソコンでの顧客管理も主流です。

フォーマットを自作して、オリジナルの顧客管理システムを作れます。

データの保存さえしっかりしていれば、紛失の心配がありません。

また、検索機能を使ってすぐに情報を探し出すこともできます。

ただ、フォーマットを作るのが大変だったり、持ち歩きには適していません。

手軽さの面でいえばマイナス評価になります。

③ホストの顧客管理専用アプリ

ホストの顧客管理専用のアプリを使う方法もあります。

既に用意されたフォーマットに順に入力していくだけで、顧客情報が完成。

カレンダーから入力できるため、来店履歴もすぐ確認できるのが、他の管理方法にはない良さです。

「記録が面倒」「情報整理が難しい」といった顧客管理の課題をクリアしています。

運営会社が万全の体制でデータ管理しているため、データ紛失の心配もなし。

スマホでできるので、出勤中にサクッと顧客管理することが可能です。

顧客管理初心者は、まずアプリでの管理を試してみることをおすすめします。

【結論】ホストの顧客管理にはアプリがおすすめ

ホストが顧客管理をする３つの方法についてご紹介しました。

最後に、それぞれを各項目ごとに比較してみましょう。

	アプリ	パソコン	手書き
始めやすさ	★★★	★☆☆	★★☆
オリジナリティ	★★☆	★★★	★★★
管理の簡単さ	★★★	★☆☆	★☆☆
検索のしやすさ	★★★	★★★	★☆☆
データの安全性	★★★	★★☆	★☆☆
継続のしやすさ	★★★	★☆☆	★☆☆
コスト	★★☆	★★☆	★☆☆

アプリ、パソコン、手書き、それぞれに良さがあるものの、総合的に見ると圧倒的にアプリが優れていることが分かりました。

初めて顧客管理をする方は、まずは管理の補助を行ってくれるアプリを試してみることをおすすめします。

３ヵ月後には、今からは想像もつかないような、見違える結果が出ているでしょう。