ホストを始める理由は様々あると思いますが、やはり一番多い理由としては「稼げる仕事だから」ではないでしょうか。

しかし「ホストはなぜ稼げるのか」という質問に対して、即答できる人は少ないはずです。

ホストとして成り上がり、一攫千金を狙うには、給料システムについて知らなければなりません。

能力が同じホストでも、給料の仕組みについて知識があるかないかでは、稼ぎ方に大きな差が出てくるでしょう。

求人情報を探す段階から、稼げる店、そうでない店を見極める必要があります。

まずはホストの基本的な給料システムについて知り、稼ぐために意識して頂きたいポイント・仕組みについても学びましょう。

ホストの基本的な給料システム3つ

ホストの給料システムは、会社員やアルバイトとはまるで違います。

まずは、ホストの給料システムの基本のきを知りましょう。

お店によって様々な計算方法がありますが、以下の3つを頭に入れておけば早く理解できます。

1.固定給

文字通り、固定された、決まった額のお金が支払われるシステムです。

時給・日給・月給・年俸制などがこれに該当します。

働く時間や日数が決まっていて、それに応じた給料が最初から設定されています。

出勤さえすればお金をもらえるので、安心感・安定感がありますね。

しかし、頑張りが給料に反映されないというデメリットがあります。

一生懸命やる人、そうでない人の給料が同じ、ということが起きやすいです。

固定給を採用しているホストクラブはあまり多くありませんが、新人期間の保証給として固定給が支払われる場合があります。

また、この後ご紹介する他の給料システムと併用されることもあります。

2.歩合給

歩合給とは、個人の成果に対して報酬が支払われる給料システムです。

ホストクラブでの成果とは、すなわち売上のこと。

あなたを指名で来てくれたお客様が、どれだけお金を使ってくれたかで給料が変動します。

ほとんどのホストクラブで、この歩合給が採用されています。

固定給と違い、受け取れる額に上限がなく、収入が青天井になるのが魅力。

「ホストは稼げる」というイメージがあるのは、この歩合給が採用されているからこそでしょう。

しかし、売上を上げられなければ当然収入も低くなるというデメリットがあることも忘れてはなりません。

3.役職手当・賞金

ホストクラブでは、通常の給料の他に、ボーナスを貰える機会も多いです。

優秀なホストには役職が与えられ、役職手当として決まった額を受け取れることがあります。

昇格していけば、どんどん手当の額も上がります。

また、賞金を貰えることもあるでしょう。

「人気ランキング上位になったら〇〇円」「ひと月で一番同伴数が多かった人に〇〇円」などです。

売上による歩合給とは別に貰えるお金であり、ホストのモチベーションを上げるためにも一役買っています。

売上0円だと給料も0円⁉

ホストクラブの歩合給について述べましたが、ここで皆さんが疑問に思うのは「売上が0だったら給料が貰えないのか?」ということでしょう。

働く店が完全歩合給のみであれば、残念ながら給料は0円。

歩合給は完全成果報酬なので「成果が出てない人に対して報酬を支払う必要はない」という考えになります。

しかし現代の若者は、タダ働きすることになるかもしれない仕事を始めようとは思わないでしょう。

店側としても、スタッフがいなければ運営できません。

そこで用意されているのが「最低保証」という給料システム。

「基本給」と考えれば分かりやすいですね。

仮に売上が0円だったとしても、最低保証給があるため給料0円は免れます。

このシステムのおかげで、ホストは安心して接客できるのです。

しかし、これは「入店から3ヵ月まで」など期間限定であるケースが多いです。

永久に保証される場合もあるものの、基本的にはまだ指名客を掴めない新人ホストのための救済システムだと思っておくといいでしょう。

給料を上げる鍵は「歩合率」

ホストクラブの給料システムの基本は理解できたでしょう。

ここからは、ホストクラブの給料システムで稼いでいくためには、何を意識するべきか解説します。

ホストクラブに限らず、歩合給には必ず「歩合率」が存在します。

これは、成果(売上)に対して、どのくらいの割合で給料(報酬)が支払われるか決めたものです。

ホストクラブでは「バック」と呼ぶことが多いです。

例えば、あるホストが100万円売り上げたとします。

歩合率50%→給料は50万円

歩合率70%→給料は70万円

同じ100万円を売り上げても、歩合率によって受け取る給料に20万円も差が出てしまうのです。

つまり、ホストで稼ぐためには歩合率がかなり重要ということ。

  • 歩合率が高い店を始めから選ぶ
  • 店と交渉して歩合率を上げてもらう

こういった意識が必要です。

また多くのホストクラブでは、歩合率を売上によるスライド制にしています。

売上を多く上げればあげるほど、歩合率も高くなるということです。

例)

売上100万200万円300万円
歩合率40%50%60%

小計バック・総計バックとは

給料に差がつくポイントとして次にご紹介するのが、「小計バック」「総計バック」というワードです。

小計とは

小計とは、簡単にいうと「お客様が店内で受けたサービス分の金額」です。

具体的には

  • セット料金(1時間〇〇円など)
  • 飲食代(お酒・フード)
  • 指名料

など、純粋にホストクラブで飲み食いするのにかかった料金のことです。

総計とは

総計とは、小計にサービス税を足した金額のことです。

サービス税は店によって異なりますが、おおよそ小計の20~40%を設定していることが多いです。

例)サービス税20%の場合

小計:10万円

総計:12万円

高級ホテルや敷居の高い飲食店で食事をすると、サービス料が請求されることがありますが、だいたい10%~15%が目安。

ホストクラブのサービス税は、かなり高めだと言えますね。

「総計バック」の方が儲かる

総計は、小計に大幅なサービス料金を足したものなので、同じ歩合率なら総計を元に給料計算してもらえた方が稼げますね。

ホストクラブの求人で、総計か小計かを書いていることが多いのは、ホストの給料に大きく影響するからなのです。

稼ぎたいなら「総計バック」と記載がある店をおすすめします。

何も記載がない場合、小計バックを採用していることがほとんどです。

【給料システムから考えよう】自分の理想の働き方

給料システムを知った上で、改めて考えて頂きたいことがあります。

それは「自分はどんな働き方をしたいか」ということです。

人それぞれ目指すものは違います。

自分の理想のホスト像を考えてみましょう。

安定志向・お小遣い稼ぎなら「固定給(最低保証)」

ホストの激しい競争社会の中で、毎月安定した稼ぎを得るのは大変です。

成功すれば大儲けできますが、売上を上げられなければ収入がないこともあります。

「リスクの高い働き方をしたくない」

「収入がない不安を抱えながら働くのが嫌だ」

このように感じているなら、固定給(最低保証)がある店を選ぶのがおすすめです。

たとえ売上がなかったとしても、最低限の給料を受け取ることができます。

副業や、ちょっとしたお小遣い稼ぎでホストをする場合も、固定給だとすぐに給料を貰えるので都合がいいですね。

働いているホストもゆるい雰囲気の人が多い傾向があります。

ただし固定給を採用している店は、歩合率が悪く、大きく稼ぐのは難しい場合が多いです。

「安定か挑戦、どちらを取るか」ということになりそうですね。

リスクを取っても一攫千金を狙うなら「完全歩合制」

「ホストで人生変えたい」

「多少の犠牲を払ってでも、大金持ちに成り上がりたい」

そんな方には、完全歩合制の店をおすすめします。

固定給がなく、生活が不安になることもあるでしょうが、当てた時のリターンはかなり大きいです。

在籍している他のホストも、皆必死で仕事をしています。

緊張感のある雰囲気の中で、モチベーション高く働けるでしょう。

ホストが稼げる秘密は給料が歩合制だから!

ホストが稼げる仕事だと言われているのは、頑張りに応じて上限なしに報酬を得られる歩合制だからです。

さらに、歩合率を高めたり、昇格を狙ったり、賞金を貰ったりすることで、普通の会社員だとあり得ないような金額を稼ぐことができます。

同じ頑張りでも、給料システムについての知識があるかないかでは、受け取れる額が大きく変わります。

自分がどの部分で収入を上乗せしていけそうなのか考え、賢く稼いでいきましょう。

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